カテゴリ: 障害年金

 納付要件が無ければ、障害年金はもらえません。
 “納付要件無し”にはお手上げですが、この方(Kさん)はかわいそうでした。

 大学卒業しても就職氷河期で正社員になれずアルバイトの後、派遣会社に就職したのです。ですから、ご本人は厚生年金に加入していたと信じておられました。
 昔、『派遣会社は1年以上雇用する場合、社会保険に加入』、というのを悪用して(?)1年経ったら新規契約にして社会保険に入れなかったのです。
 そこで厚労省が考えたのは、一番大きい派遣会社に査察に入れば他の派遣会社は右へ倣いする、というもの~~。確かH13年6月(不確か)一番大きな派遣会社に2年分の査察を行い、厚生年金保険料のみで3億円請求したー。会社は怒って、訴えると息巻いたものの、12月(不確か)に払ったそうです。《※2か月以上前の保険料は給与から天引きできず、全額事業主負担。》
 この派遣会社の方々は2年前に遡って厚生年金加入となりました。
 しかし、他の派遣会社はこの様子をじっと見ていて、支払いの翌月、つまり遡らず!! H14年1月から一斉に加入の手続きをした、という経緯だったそうです。ですから、KさんはH14年1月から厚生年金保険加入となっていました。本人は、まさか、加入していなかったとは思いもしなかった、とすごく悔しがっておられました。2か月不足だけで、全くもらえないのです。

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 障害年金においては、初診日の証明が最も重要です。
 まず、聴き取りから始めます。当然のことながら、当職は何も分からないので、真剣に聴き取ります。
 その上で、受診状況等証明書の作成依頼をします。
 3週間もかかってやっとできた証明書に、”前医あり”と書いてあると、ガックリ・・・。
 「あーァ、取り直し~!」
 何年も前のことだからご本人の記憶があいまいなのは当然なので、その前医を聴き取りしたり、調査したり・・・。
 次も”前医あり”と書いてあると、さらに前医を探す、ということを繰り返します。
 本人が、「絶対に、前医はない。」
 とすごい剣幕で言い張っても通用しません。”前医”を探して初診日を確定しなければならないのです。
 まるで探偵業みたい?? と思うこの頃です。

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 障害年金の依頼を受けたら、まず初診日を探ります。
 聴き取りをして初診日証明を取得しますが、この“初診日”というのが厄介なのです。
 「体調不良で初めて受診した日」、なのに、確定診断が出た日、とか、その他の日を言われるので、一発で証明書を入手できるのは運が良い~~?!
 今日も「前医」が書いてあるので、受診状況等証明書の取り直しをしなければならなくなりました。
 医師の話によると、前医はトラブルがあってすぐに当クリニックに転医し、治療したとのこと。でも、前医が初診日なのです。
 依頼文を作成したので、明日、行ってきま~す。
 また、当クリニックは初診日ではなかったものの、とても親切にして下さって感謝します。
 

 
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 ある社労士の話。
 「言ってません。」の繰り返し。
 証拠があるので、私の目を見ることが出来ず、うつむいたままー。
 人は臆面もなく嘘がつけるの? と、こちらが落ち込んでしましました。
 彼の気持ちも分からないではありませんが、これからきちんとする、と言えば問題ないのに、と思いました。
 障害年金を業務とする社労士は困っている人に寄り添わなけれがなりません。人間性が業務を遂行するのです。特に精神を病んでいる方には心遣いが不可欠です。


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 彼女は、障害認定基準は満たしているが、20歳前なので所得制限に引っかかり、受給できない方なので、成功報酬が発生しません。それでも、受給権のみでも取得する意義は大きいと思い、申立書作成費として、着手金程度で委託を受けました。

 やっと初診証明、診断書、申立書、上申書、等の請求書類が全て整い、提出するのみとなりました。
 20歳誕生日が障害認定日ですが、認定日請求をしても5年分しか支払われないので、所得制限により全く支給されず、“労多くして実無し”なので認定日請求はしない方がよいと助言しました。
 もっと前に
障害年金を知っていたらと、残念であきらめきれない様子。かわいそうです。障害年金を知らなくて残念に思う方が多く、障害年金専門の社労士としては、もっと知っていただく努力をしなければと思います。
 彼女は素晴らしい才能の持ち主です。素敵な女性です。彼女と何度も会ううちに、すっかり意気投合して、仲良くなりました。これが収穫ですね。
 


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